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George George and David David

昨日からの続きみたいな話です。名前にまつわる話です

こんな名前はどうでしょう。実在する有名人を並べてみます。

ジョージ・マイケル (イギリス人・ミュージシャン)

ラリー・デイビッド (アメリカ人・コメディアン)

フランク・トーマス (アメリカ人・元MLBプレイヤー)

ポール・ジョージ  (アメリカ人・現役NBAプレイヤー)

別に何とも思わないですかね。日本人からすると外国人っぽい名前に聞こえるかもしれません。平凡な。ただよく見て下さい。1人目と4人目が分りやすいですかね。比べると。

ジョージ・マイケルは”ジョージ”が名前でマイケルが苗字。ポール・ジョージはポールが名前でジョージが苗字です。なんか変じゃないですか?

ジョージってよく聞く名前ですよね。ジョージ・フォアマン、ジョージ・クルーニー、ジョージ・ハリスン、いくらでもいますよ。ありふれた名前です。日本で言えば、そうですね、タケシ、あたりと同じくらいありふれた感じでしょう。

いますかね、タケシ、という苗字の人。タケシ・サトシなんて名前の人。漫才コンビみたいになってしまいましたが、私はタケシという苗字の人にはあったことがないです。

昨日、下の名前っぽい苗字の話を少ししました。日本にも鞠子さんという人や三木さんという人はいらっしゃいます。多い名前、とは言いませんが、そこまで珍しくもないと思います。ですがですよ。タロウ、ヒロシ、トオル、ケンジ、マサル、なんて苗字の人はいないと思うんですよ。ほとんど。

昔、アメリカ人の友人が面白い話を聞かせてくれたのですが、世界で1番苗字の多い国はアメリカ(全く驚きはありませんが)で、2番目に多いのが何と日本だというのです。日本も決して小さい国ではないですが、インドや中国よりも苗字の数が多いというのは少しびっくりしました。

話がそれてしまいましたが、日本は苗字の絶対数そのものが多いので変わった名前もたくさんあります。なのでヒロシさんという苗字の人がいるかもしれません。ただそれはあくまでも「変わった名前」なんです。

上の4人に戻りましょう。マイケル、デイビッド、トーマス、ジョージ。日本でいえばタロウ、ヒロシ、トオル、ケンジですよ。それが苗字なんです。しかもそれが変じゃないんです。

マイケルという性の人、デイビッドという性の人、トーマスという性の人、いくらでもいるんです。珍しくもなんともないんです。他にもこんな例はいくらでもあると思います。

面白いですよね。文化の違いです。

なのでジョージ・マイケルのお母さんがポール・ジョージと結婚したらジョージ・マイケルは晴れてジョージ・ジョージになるんです。おめでとうござます。

デイビッド・リンチがラリー・デイビッドの家に婿養子に行ったら晴れてデイビッド・デイビッドですよ。おめでとうございます。

おめでたい話が続いたところで終わりにしたいと思います。

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