next Thursday
さて、これも何度もいろんな人がブログで取り上げているであろうお題目です。
日本語でも全く同じなので英語のトピックではないかもしれませんが。
Patrick: I'll see you next Thursday.
Drew: Next Thursday? I thought you coming to see me this Thursday.
Patrick: A yeah, this Thursday.
Drew: You mean this coming Thursday?
Patrick: Yes, this coming Thursday.
パトリック:じゃあ次の木曜日に。
ドリュー:次の木曜?今週の木曜じゃなかったっけ?
パトリック:あぁ、今週の木曜だ。
ドリュー:このあとの木曜だよな?
パトリック:このあとの木曜だ。
てな感じです。
向こうの人間に聞いても、あるいは日本人英会話ブロガーの解説をみても。問題なのは "Next Thursday" だというんですね。次に来る木曜日なのか、その次の木曜日なのかわからないわけです。
一方で"This Thursday" は "this coming Thursday" という取り方しかできないので誤解がない、と。
だから、次に来る、つまり1週間以内にくる木曜日はthis Thursday というようにして、その次、つまり7日後から14日後の間の木曜日を next Thursdayといいましょう。
そんな風に教える人が割と多いみたいです。
ただですよ、これも全くもって不完全なんです。
まず一つ目としては、自分がthis Thursdayとnext Thursday を上記のように使い分けていたとしても、話している相手がそうとは限らないので、結局はnext Thursdayと言われた場合は確認しなければいけないということ。
もう一つは、これがややこしいのですが、金曜日に "this Thursday" といった場合は”this coming Thursday" ではなく、前日の木曜を指すのではないか、ということです。
日本語で考えても同じですよね。金曜日の時点で、「今週の木曜」というと、6日後を指しますかね?
これはとりもなおさず"week" という概念が月曜から始まって日曜で終わるというサイクルを指すからであります。(週の最初は日曜日、という主張はとりあえず無視します。ここでの話には関係ないので)
ですから、次に来るその曜日を必ずしも"this"と表すことができないわけなんです。
この場合は”next Thursday" が "this coming Thursday" となるわけです。
さて、結局どうしましょう。
結局は確認するしかありません。
this coming Thursday? or a week after this coming Thursday?
みたいな感じですかね。
ちなみにさっきから使っている"this coming"という言い方、個人的には明確でいいと思うのですが、ネイティブの人たちはあまり言わないみたいです。(と、当教室のインストラクターが言ってました。)
ただ、全く使わないわけではないですし、繰り返しますが、かなり明確だと思うんですよね。
一つの言い方として覚えておいていただいてもいいかもしれません。