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There are strings attached.

いやぁ、大変ですね、コロナ(棒)。

さて、皆さん何かと自粛中の今日この頃。一緒に英語の勉強など如何でしょうか?

今日の会話は The Office Season 6 からです。episode 6?

我らが変人 Michael が Pam (主要女性キャラで Michael の部下です)の母親と付き合い始めます。もちろん肉体関係込。Pam にとっては悲鳴を上げるほど気色が悪いことですが、ようやく気持ちの整理がついてそのことを受け入れ始めた矢先、 Michael は Pam の目の前で Pam の母親を捨てたんです。それも彼女の誕生日に。それも当然ショーモナイ理由で。

そんな出来事の後、当然 Pam は職場で Michael に対して敵意むき出しの態度で接しています。何とか Pam の機嫌を取ろうと Michael は一生懸命。彼女を自分のオフィスに呼びます。

Michael: I'm going to give you a raise, Pam.

Pam: Why?

Michael: Because of all the good work you've done.

Pam: I have the lowest sales record of anyone here.

Michael: Don't, no. It's not about numbers Pam, it's about attitude.

Pam: I have the worst attitude of any person here.

Michael: Do you want the raise or what?

Pam: Yeah, I'll take it.

Michael: Okay, hey. Pam, Pam. With this raise, there are strings attached. And that string is attached from my heart to your mean attitude.

Pam: You're bribing me?

Michael: No, no. No, I am not. Unless you want me to.

Michael: 給料を上げてあげよう、Pam.

Pam: なんで?

Michael: ずっと素晴らしい仕事をしてくれてる。

Pam: 私、この職場で最低の営業成績なんだけど

Michael: よせよ、何言ってんだ。数字の問題じゃない。姿勢の問題だ。

Pam: 私、この職場で勤務態度最悪なんだけど。.

Michael: 給料上げてほしいのか、どうんなんだ?

Pam: いいわ、もらっとく

Michael: よし、わかった。(とっとと去ろうとする Pam に)ちょっと待て、Pam。この昇給なんだが、実は他意がある。君の冷たい態度に対して、”心からの”他意だ。

Pam: お金で買おうとしてるの?

Michael: 違う、違うよ。そんなつもりじゃない。君がそうしてほしいなら別だが。

さあ、見ていきましょう。Michael はこのあともつとつととくだらない言葉遊びを続けていきます。なんでしょう、もちろん TV Show なので作られたセリフではあるんですが、Seinfeld の George みたいですね。ショーモナイくず人間なんですが言語IQはすごく高い。淀みなくスラスラとくだらないんですが馬鹿にはまねできない会話文を紡ぐんです。

1. or what?

なんというか非常に口語的、会話的な表現です。皆さんにも是非真似していただきたいですね。例によって言わなくてもいい言葉、というんでしょうか。ただ、会話のリズムの中でネイティブはこういう表現を使います。疑問文の後に、どうなんだよ?はっきり言えよ、みたいな感じで付け加えるんですね。一種の強調と考えることもできます。

Hey, are you angry with me, or what?

おい、俺に何か腹でも立ててるのか?何なんだよ。

いいですね。使ってみてください。

2. There are strings attached

今日の表題表現です。Michael は若干言葉で遊んでますよね。というのも通常はこれ、否定文で使うんです。たぶん。

A: Are you sure that you really give me this car? (ほんとにこの車くれんのか?)

B: Yup. It's all yours. (あぁ。お前のもんだ)

A: No strings attached? (何にもないだろうな?)

B: No strings attached. (何もねぇよ)

直訳すると”紐がついている" 。イメージしやすいと思いますが、何かの見返りが求められていたり、付帯条件があったりすることを表しているんです。スマホの2年縛りなんかは思いっきり "string" ですよね。で、繰り返しますが、ふつうは否定形(no strings attached) で使います。

どんな訳を当てようか少し考えました。日本語に「他意はない」とういう表現があります。これも普通は否定文で使われることが多いと思うんですよね。「他意がある」というのも意味としては成り立つんでしょうが、あくまで元である「他意がない」の裏返し。Michael はわざとそういう使い方をしてるんですね。

No strings attached慣用句的に覚えて下さい。文章の中で使わなくても、上の例のようにこれだけで使えます。

残りは次回に。

コロナ、いい加減うっとうしい・・・・

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