top of page

TV shows

英語の勉強に アメリカ(イギリスでもいいですが)のドラマを見て下さい。と皆さんに言っています。英語の字幕でですよ。

何でもいいんです。映画でもいいんですが、ひとつ見終わって次何を見るか考えるのがめんどくさいんですよね。

その点向こうのドラマなんかは当たれば何年も、シーズン○○とか言って馬鹿みたいに続けるので一つ選ぶと惰性で継続しやすいんです。

ただ、古いところでは『24』とか『ER』とか、そういうのは非日常的過ぎて勉強にならないところもあったり。

筆者がお勧めしているのはコメディです。Sitcom (シットコム)というジャンルですね。日本のテレビにはあまりないと思います。大分昔にやっていた「やっぱり猫が好き」という番組がそれに近いそうで。

ピンとこないかもしれませんが、NHKなんかでやってる外人さん出演の30分番組。あの「ワハハハハ」( laughing track といいます)というドリフのような笑い声が入るやつです。

「あー、あれね」と思っていただいた方、あれを Sitcom というんです。

しつこいですが日本にはないジャンルなので、日本においては「ドラマ」と分類されてたりするんです。「ドラマ」じゃないでしょ・・・。「ワハハハハ」が入っている時点で・・・。

10年以上前に、英会話を始めようとTSUTAYAで海外ドラマを探して、よくわからないので評価の高かった 『friends』を見始めたんです。DVDのBOXセットを買いました。

びっくりしましたよ。再生した瞬間。「ワハハハハ」でしたから。「ドラマじゃねーじゃん!!!」と叫んだ記憶があります。

でも別にそれは大した問題ではありませんでした。ようはアメリカ人がしゃべっているものを聞ければよかったんですよね。むしろ結果的には大正解でした。

コメディは難しいんです。最近はあまり聞きませんが、20年程前、つまらない冗談を”アメリカンジョーク”と言って馬鹿にすることが、まま、ありました。映画やテレビの吹き替え版なんか見てるとアメリカ人の冗談がさっぱりわからないんです。アメリカンジョーク=つまらない冗談の代名詞、みたいな。

ちなみにアメリカ人にそんなことを言ってはいけません。彼らは自分たちがユーモアのセンスに溢れていると思っているので。「お前ら日本人のほうがつまんねーだろ」みたいな話に発展するでしょう。実際、日本のコメディは向こうの人たちにとってチンプンカンプンなんです。

はい、少し話がそれてしまいましたが、もう一度言いますよ。コメディ、というか”笑い”は難しいんです。日本人とアメリカ人を比較する前に、日本人同士でも、例えば大人と子供で笑いのツボは違います。というか、子供は当然ですが脳みそも幼稚なので大人の冗談なんかわからないんですね。言語レベルももちろん、社会の仕組みや文化的、歴史的背景などいろんなことを知って初めて質の高い笑いが理解できるようになるんです。

そうです。日本人がアメリカ人のジョークをわからないのは単純に日本人の英語力が低いからなんですね。そしてそれはアメリカ人(外国人)に日本のお笑いが理解できないのと同じです。彼らの日本語力(一見上手でも)が低いんです。幼稚園児が「タモリ倶楽部」を見て面白くないのも同じでしょう。幼稚園児の言語レベル、あるいは知識レベルが低くて理解できないんです。(まぁ「タモリ倶楽部」がおもしろいかどうかはまた別の話ですけど。)

翻訳家の人も大変ですよね。冗談なんか訳せるものと訳せないものがあります。ダジャレなんかはその典型、和→英でいうと「布団が吹っ飛んだ」を直訳しても英語ではダジャレになりませんからね。

話が大分それました。見るならテレビドラマ、どうせならコメディがおすすめです。何が面白いのかわからないのをその番組のせいにしてもいいですけど、おそらく見てる人間の英語力が最大の原因です。理解しようとすると英語自体もそうですが文化的なことがらも学ばなきゃいけないんですよね。逆に向こうのコメディを原文のままで理解できるようになればそれはその人にそれなりの英語力が身についてると言えるのではないでしょうか。

今回はいくつか有名なショーを紹介しようと思ってましたがまた今度。

英単語を一つだけ。

TV Show ・・・ドラマ、とは言いません。ふつうは。「ドラマ」は和製英語と思ってもいいくらいです。ただし、我々が和製英語(カタカナ英語)で言うところの「ドラマ」と同じ意味の英語はないんです。ややこしいな・・・。

日本語のドラマはテレビ番組のひとつのジャンルですよね。「テレビ番組」というフォルダの中に(ドラマ、バラエティ、クイズ、ニュース、ドキュメント、トーク番組, スポーツ番組・・・)みたいな感じで。で「ドラマ」というフォルダの中に(刑事物もの、時代劇、ラブコメ、学園もの)みたいな感じで。

英語の場合、 TV show は "テレビ番組" ・・・ここまではいいんですが、「TV show」というフォルダの中に(quiz show, detective show, reality show, sitcom, action, human drama, soap opera...) という感じなんです。はい、detective show (刑事ドラマ)とaction (アクション)とhuman drama (人間ドラマ)が横並び。なので 刑事ドラマは drama には入らないんです。drama は人間ドラマを意味します。

"I like to watch drama"

なんてよく聞きます。日本人の口から。日本にいるアメリカ人の多くは、日本人がこれを口にすると、いちいち訂正しません。何が言いたいのか分かってるので。ただし、これは日本式の言い方。the 和製英語です。正しくは

"I like to watch TV shows"

です。「ドラマを見るのが好き」と言いたいのにこれでいいの?と思うかもしれませんが、これでいいんです。慣れないと気持ち悪いですけどね。

よろしければクリックして下さい。

アーカイブ
タグから検索
まだタグはありません。
ソーシャルメディア
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
28144066699 2.jpg
bottom of page