on, off, in, out...品詞は?

August 1, 2017

 

前回の続きです。

 

前回言い忘れましたが、今回のこのトピックは、調べたことを紹介している訳ではなく、全ては筆者の解釈だと前置きしておきます。

 

 

He is the person I talked to.

 

これ、前置詞で終わっている文章です。間違いなく。これを好ましくない、というのであれば別の言い方を考えればいいわけです。

 

He is the person I talked to then.

 

少なくとも前置詞では終わっていません。あるいは

 

I talked to him.

 

思いっきり変えてしまいましたが、意味はほぼ同じです。文脈によってはニュアンスが大きく異なるかもしれませんけど。

 

さて、前回の例文。

 

Why did you flip her off? (何で彼女に中指を立てたの?)

 

前置詞で終わるのを避けるためには

 

Why did you give her the bird? (何で彼女に中指を立てたの?)

 

ですかね?

 

いやいや、こんなのはそもそも見当はずれなんです。

 

核心をつく質問をしてみます。

 

"off" って前置詞なの?

 

 

もう少し言ってしまうと、in, out, on, off, ...他にも皆さんが前置詞だと思っている単語は本当に前置詞なのか?

 

 

辞書を引いてみましょう。

 

off 

━ 【前】

Ⅰ [離れた位置・状態を表わして]

1 〈場所〉から(離れて, 隔たって), …を離れて, それて

 

前置詞と書いてあります。まぁ、そうなんでしょう。ものすごく基本的な言葉なので、この下にいくつもの意味が書かれていました。

 

が、スクロールしていくと、

off 

━/Q:f | Qf/【副】 (比較なし)

1 [移動・方向を表わして] 離れて, 去って, 走り出て

 

・・・。副詞って書いてありますけど。

 

さらに見ていくと、【形】 【名】【動】。形容詞で、名詞で、動詞で。

 

offって前置詞であり副詞であり形容詞であり名詞であり動詞なんだそうです。

 

 形容詞、名詞、動詞、はかなり限定的、あるいは特殊な用法なのでここでは触れませんが、"off"はじつは副詞として使われることが結構あります。

 

offに限らずin, out, on...全てはあげませんが、多くの人が「前置詞」と考えている単語が実は前置詞でなかったりするんです。

 

もう少し話を広げます。前回触れた、日本の英語教育であまり強調されない英語の特徴、英語と日本語の違いなんですが、一つの言葉が同じ形で異なる品詞となる、というのがあるんです。

 

あまり意識されたことがないかもしれません。

 

例えば、「赤」は名詞であり、形容詞ではありません。日本語の話です。ところが英語の "red" は「赤(名詞)」にも「赤い(形容詞)」にもなります。

 

「遊ぶ」は動詞であり、名詞にはなり得ません。日本語の話です。「遊び」が名詞ですよね。

 

ところが英語では"play"は「遊ぶ(動詞)」にも「遊び(名詞)」にもなります。

 

元に戻しましょう。offは(ここでは)前置詞ではない。これで全て話が変わってきます。

 

"flip someone off" の "off" は前置詞ではないのです。そもそも。だからいいんです。"off"で終わっても。

 

ネイティブの人に聞かないでください。何度も言いますが、ネイティブに文法の解説を求めるのは愚行です。"-ed"を見ると反射的に「過去形」と言ってしまう人たちですから。そこには「過去分詞」という全く別の概念があるにもかかわらず。

 

"off" は副詞でしょ?ときくと "off" は前置詞だ、と言うに決まっています。

 

前回の記事で紹介した Two and Half Men のライターも恐らくそういう固定概念があるんでしょうね。

 

"phrasal verb" という言葉があります。今回の "flip off" のように動詞+前置詞の形で使われる、日本語で言う「句動詞」というやつです。敢えて、前置詞、と書きましたが、見た目前置詞の言葉が、実は副詞であることが多いんです。

 

splittable? or not? 

 

句動詞が分割可能かどうか、つまり、”flip off” のように動詞と(見かけ)前置詞の間に目的語を取れるかどうか、という問題です。例えば

 

"look at" は Non-Splittable です。"look at it" とは言いますが、"look it at" とは決して言いません。

"look up" はどうでしょう。Splittalbe です。"look up it" も間違いではありませんが、"look it up" が圧倒的に自然です。

 

では何が分割可能で何が分割不可能か。この質問は「それって前置詞なの?副詞なの?」という質問と同じなんです。

 

逆の言い方をすると、Splittable(分割可能)な場合はその句動詞に使われている前置詞らしきものは副詞です。

 

筆者の解釈です。もう一度言っておきますが。

 

どうですか?奥深い話ではなかったでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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