dear in the head lights
今日のイディオムです。日本語に「鳩が豆鉄砲を・・・」なんて慣用句がありますが、それに近いかもしれません。
北米では夜中にドライブしてると野生の動物、例えば鹿なんかがフラッと道に出てくるなんてことがよくあるんです。日本でも場所によってはあることだと思いますが。
そんな時、彼ら(動物)が車の行く手を遮るようにして動かなくなる、なんてことが、これまたよくあるらしいんです。
"dear in the head light" というのは車のライトに照らされながら、「ハトが豆鉄砲食らったような顔をしてこっちを見ている鹿」ですね。
紹介する会話は毎度おなじみ Seinfeld からです。
コメディクラブで Cramer の彼女にヤジられまくってショーを台無しにされた Jerry がいつもの喫茶店で George に愚痴っているシーンです。
Jerry: By the way, did you see this?
George: What's that?
Jerry: The Leonard Christian article about my show. Plus my gig in Miami got canceled. l bet you it's because of the article.
George: He really does a number on you. ''Seinfeld froze like a deer in the headlights in the face of incessant heckling.''
Jerry: l should've let her have it. l held back because of Kramer.
ジェリー:ところでこれ見ろよ。
ジョージ:何だよそれ?
ジェリー:レオナルド・クリスチャンの記事だよ。俺のショーについて。マイアミの仕事、キャンセル食らったんだぞ。絶対にこの記事のせいだ。
ジョージ:この記者、滅茶苦茶書いてんな。「ジェリー・サインフェルドは絶え間なく続くヤジの中で、まるで豆鉄砲を食らった鳩のように固まっていた」
ジェリー:あの女に一発食らわせてやればよかった。クレイマーのために我慢したんだよ。
日本語の「鳩豆」はびっくりした、というニュアンスが強いんですかね?ここではジェリーがどうしていいかわからずに固まってしまった、という感じでしょうか。
今日の会話の中には他にもイディオムが含まれています。
先日紹介した
"do a number on someone"
他にも
"let someone have it"
今度取り上げたいと思います。
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