easy on the eyes
日本語にもありますね。「目の保養」なんていう言葉が。
easy on the eyes
この表現はそれに近いです。なんとなくわかりますが。
今日もTwo and a Half Men からのやり取りを紹介します。
チャーリーのところに元彼女のミアがやって来て精子ドナーになって欲しいと言い出すエピソードです。
Alan: So, so why did Mia come to you [for sperm]?
Charlie: Well, you know, her biological clock is ticking. Most of the guys she meets are ballet dancers, so, y'know, slim pickings there. And she doesn't want to wait for Mr. Right to come along.
Alan: Which pretty much leaves you.
Charlie: Yep, I'm good genetic material, you know? Easy on the eyes, and she wants to raise the kid alone which fits nicely into my lifestyle.
Alan: Charlie, drinking, gambling and casual sex is not a lifestyle.
アレン:で、なんでミアはお前の”種”をもらいに来たんだよ?
チャーリー:ほら、なんだ、生物学的に時計の針がどんどん進んでるわけだ。ミアが会う男はほとんどバレエダンサーだろ。選択肢が限られてる。で、運命の人が現れるのを待ってらんなくなったんだよ。
アレン:そりゃ、お前しか残ってないな。
チャーリー:あぁ。俺ほら、遺伝的に素晴らしい素材だろ?”目の保養”になるレベルの。それに、ミアは一人で子供を育てるって言ってる。つまり俺のライフスタイルと見事に合ってるんだよ。
アレン:飲んで、打って、その辺の女を漁るのはライフスタイルとは言わねぇよ。
アレンの”which pretty much leave you (お前しかいない)”は当然のごとく皮肉なのですが、チャーリーはお構いなしに自分が"easy on the eyes"だとうぬぼれているわけです。
で、敢えて”目の保養”という言葉を訳に当てましたが、日本語だと少しおかしいですよね。おそらく”目の保養”というのは主に美しい女性、あるいはより限定的にお色気シーンに使われることが多いと思います。
ところが、英語の"easy on the eyes"は女性だけでなく男性にも、又、人間だけでなく物にも使われます。
This BMW convertible is easy on the eyes and easy to drive.
このBMWのオープンカーは見た目に美しく運転もしやすい。
Apple's new iPhone is easy on the eyes
アップルの新しいアイフォンは外観が素晴らしい。
みたいな感じですかね。なので日本語の”目の保養”とは使われる範囲が異なります。
車や電気製品を見ることが”目の保養”になる人もいるかもしれませんが。
とにかく、見た目に素晴らしい、特に美しいものを形容するときに使う表現です。
ちなみに上の会話で出てくる"slim pickings"というのも面白い表現です。選択肢が少ない、という意味ですが、こちらもよろしければ使ってみてください。