off the top of one's head

May 30, 2017

今日のイディオムはこれです。

 

「すぐに思いつく範囲で...」「ぱっと思い浮かぶところでは...」という意味の副詞句です。

 

person A: Do you remember something about him?

person B: Not off the top of my head.

 

Aさん:彼について何か覚えていることはありますか?

Bさん:ぱっと思いつくことはないですね。

 

少し不自然ですが、Bさんにフルセンテンスで答えてもらうと、

 

person B: No, I don't remember anything about him off the top of my head.

(パッとおもいつくところでは、彼について何も覚えていません)

 

副詞句ですので、なくても文章として成り立ちます。が、もちろんこの副詞句が与えるニュアンスというものはあるんです。

 

上の例では、すぐには思いつかなくても、よく考えてみれば思いつくかもしれない、というのが一つのカノーテイションかもしれません。

 

肯定文で使うことももちろん可能です。

 

He did so many bad things when he was a kid. Off the top of my head, he suspended from school twice.

(彼は子供のころ悪さばかりしていた。すぐに思いつくだけでも、彼は二度停学処分を受けていた)

 

肯定文と言いつつ、ネガティブな内容の例文を作ってしまいました。

 

割と理解しやすいイディオムですよね。頭のてっぺんからぽろっと落っこちてくる情報、というイメージです。

 

それではここでシットコム・フレンズからの紹介です。

 

奥さんのモニカがカギをかけて中を見せようとしないクローゼットについて、チャンドラーがジョーイと話をしています。途中で出てくるリチャードはモニカの元恋人です。

 

Chandler: Monica has a secret closet and she won’t let me see what’s in it.

チャンドラー:モニカの秘密のクローゼットだ。中に何が入ってるのか見せようとしないんだ。

 

Joey: Why not?

ジョーイ:何でだよ?

 

Chandler: I don’t know! What could she possibly be hiding in here that I can’t see?!

チャンドラー:知らねぇよ!俺が見ちゃいけないものって、一体何を隠してるんだ?

 

Joey: I don’t know. Ooh, I bet it’s Richard.

ジョーイ:さぁなぁ。お、分った、リチャードだ。

 

Chandler: What?

チャンドラー:何?

 

Joey: Before you say i'm wrong, let me ask you something: when was the last time you saw him?

ジョーイ:否定する前にちょっと聞けよ。リチャードを見たのはいつが最後だ?

 

Chandler: Why would Monica be keeping Richard in here?

チャンドラー:何でモニカかリチャードをここに入れとかなきゃいけないんだよ?

 

Joey: Well off the top of my head uhh, maybe she’s having her cake and eating it too. You being the cake and Richard being the too.

ジョーイ:そうだな、ぱっと思いつくところでは、えーと、おそらくモニカはケーキを食べてて、同時にケーキを持ってるんだ。お前が「ケーキ」で、リチャードが「同時に」だ。

 

Chandler: That was off the top of your head?

ぱっと思いつくのがそれかよ?

 

 

会話全体がジョーイのしょうもないボケなんですが、特に最後から2行目のジョーイのセリフには解説が必要ですね。

 

you can't have your cake and eat it too.

 

というのはこれ自体が諺というかイディオムです。直訳すると、ケーキを食べたらケーキを持っているこはできない、ケーキは食べたらなくなる、という意味ですが、要は矛盾する2つのことを同時に実現することは不可能だということです。

 

で、この会話ではジョーイがわざわざこの諺を引っ張ってきて、さらにリチャードが cake でチャンドラーが too だという、更に支離滅裂なボケを重ねます。

 

で、出鱈目、滅茶苦茶、支離滅裂、荒唐無稽なジョーイのボケに対して、それが off the top of your head なのか、とチャンドラーが突っ込んでいるわけです。

 

日常会話でも割とよく聞く表現ですので、覚えてみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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